宝塚でジョジョをやったなら。～202X年花組公演「ジョジョの奇妙な冒険-黄金の風-」～
以前Twitterで、こんなハッシュタグを見つけた。「#拙者隙あらば宝塚で上演して欲しい作品言いたがり侍」。拙者も右に同じ。言わせて頂こうではないか。各々方、ここからは拙者の勝手な妄想故、不愉快に思われるようであれば今すぐこの頁を閉じて頂きたく候。
最初に浮かんだのはジョジョだった。大好きな作品だし、何より柚香光さんがめちゃくちゃジョジョ顔だからだ。心の中で何度も「花組のジョルノ・ジョバァーナ」と呼んでいる。それくらいジョジョ顔。ジョジョ好きの友人からも「これはジョジョだ」とお墨付きをもらった。4部まではゴリマッチョが多いから、やるなら細マッチョのイケメンが多い5部だよなあ。ということで、脳内キャスティング会議が始まった。
やはり大事なのはブローノ・ブチャラティを誰にするかだろう。シリーズ屈指の人気を誇り、ジョルノと並ぶ本作の主人公とも言えるキャラクターだからだ。あきらさん（瀬戸かずやさん）には敵役を演じていただくとして（ディアボロもだけど、ドッピオがとても見たい）、みなみさん（水美舞斗さん）かひとこちゃん（永久輝せあさん）で悩むところ。そしてここで、私はあえてひとこちゃんを選択する。どうしてかって？みなみさんにミスタをやってもらうからに決まっているじゃあないかッ！！みなみさんのブチャラティも捨てがたい。すごく見たい。「覚悟はいいか？オレはできてる」って言ってほしい。でも、やっぱりれいまいは最後まで一緒にいて欲しいじゃん？れいちゃんの右腕がみなみさんって最高じゃん？ということで、早くも4人もキャスティングが出来た。私、才能あるかもしれん。
ブチャラティのチームはとりあえず置いといて、大事なヒロイン・トリッシュをどうするか？これはすぐに答えが出た。ほのかちゃん（聖乃あすかさん）だ。華ちゃん（華優希ちゃん）退団発表後に考えたので、ヒロインも男役さんをキャスティングしてしまおう、という大着っぷり。音くり寿ちゃんでも良いんだけど…可愛すぎてちょっとイメージが違うんだよね…。番手とビジュアルでナランチャゆうなみ君（優波慧さん）、アバッキオらいと君（希波らいとさん）をキャスティングしたところで、はたと気づく。
「スタンドどうすんの？？？」
これは誰かにやってもらうしかない。まずはジョルノのスタンド、ゴールド・エクスペリエンス。強そうな人が良いな、ということでここにつかさ君（飛龍つかささん）をIN。ブチャラティのスタンド、スティッキー・フィンガーズは、そうだな…顔が似てるから（？）、ほってぃー（帆純まひろさん）にしよう。ひとこちゃんがほってぃーを帯同してるとか私得でしかないな。ディアボロのスタンド、キング・クリムゾンも欲しいな…つかさ君より強そうな人…つかさ君より…強そうな……
びっくさん（羽立光来さん）だ！！！！！！！！
ここまで考えて、一人で笑い転げてしまった。分かる人にはわかると思うが、ひとこちゃんの顔面から携帯電話が出てきたり、あきらさんのおでこにびっくさんの顔面がくっついたりすることになっているのである。「ジョルノ・ジョバァーナには夢がある」、「吐き気を催す邪悪とは」、「そいつの名はディアボロ」っていう歌が爆誕するのかな。面白すぎか。ナニコレめちゃくちゃ見たいんですけど。
ひとしきり笑ったところで、こんなくだらない妄想はやめることにした。天地がひっくり返っても実現しないただの妄想だ。あきらさんの退団とか、まどかちゃん（星風まどかちゃん）の組替えとか発表されたし（まどかちゃんのトリッシュはありだなぁ…）、あの長い話を上手く摘まんで2時間半程度に収めるのはさすがの小柳奈穂子先生でも難しいだろうし。もう少し現実味のある作品で考えよう…と新たな脳内キャスティング会議を始めたのはまた別のお話。